「車検はどの項目がチェックされるの？」「そもそも車検に通らないとどうなるの？」と考えたことはありませんか？
車検の時期が近づくと、フロントガラスの小さなヒビやタイヤの減り具合が気になったりしますが、実際に車検ではどのようなところをみられているのでしょうか？



もくじ
①車検とは
②車検のチェック項目
③車検を通らないとは？


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＜車検とは＞
車検とは、国が定めた保安基準を車が満たしているかどうか確認する検査です。
車のそれぞれの機能が正常に動いているかをチェックし、安全に走行するための検査を行います。
各機能に不備があったり、一定の基準に満たない場合は再度整備が必要となるので注意が必要です。

また、車検には「満了日」という期限が定められており、期限が切れてしまった状態で公道を走行した場合には罰則があるので注意が必要です。



＜車検のチェック項目＞

車検では主に以下のような項目をチェックされます。

・車両番号
自動車検査証(車検証)に書かれている番号と車検を受ける車両が一致しているかを確認します。

・タイヤ
タイヤは消耗品のため、一定以上すり減ってしまったり、ヒビがあると安全性に欠けるため、交換の必要があります。
タイヤの溝が1.6mm未満になるとスリップサインが現れるので、一つの目安として「タイヤの溝は1.6mm以上必要」と覚えておくと良いかもしれません。

・ガラス
フロントガラス、サイドガラス、リアガラス、サイドミラーなど、全てのガラスが対象です。
ガラスは周囲を確認する時に重要なものなので、ヒビが入っていたり、割れていると車検に通りません。飛び石によるフロントガラスの小さなヒビも、車検では通らない可能性があるので注意が必要です。

・ライト
ヘッドライト、テールランプ、ブレーキランプ、バックランプ、ナンバー灯、ウィンカーなどが対象です。
照明や合図に問題があると、周りの車や、歩行者との事故につながってしまう危険があるので、ランプやライトは一つでも切れていると車検に通りません。

・ワイパー・ウィンドウォッシャー
ワイパーは雨や雪、汚れを拭き取るものなので、劣化によってゴムが緩んでいたり、切れていると交換しなければいけません。
また、ウォッシャー液は満タンに補充しておくことが望ましいですが、装置自体が壊れてウォッシャー液が出ない場合には交換や修理が必要です。

・内装
バックミラー、シートベルト、クラクション、ヘッドレスト、発煙灯、電灯などが検査の対象です。
ヘッドレストを外している車をときどき見かけますが、これは車検に通りませんので注意が必要です。

・サイドスリップ検査
ハンドルを真っ直ぐに維持した状態で、どれくらい左右にずれるかを確認します。1メートル進んだ際に、左右で5ミリ以上のずれがなければ合格です。


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＜車検に通らないとは？＞
「車検に通らない」とは、道路交通法(道交法)に違反している場合や、保安基準に満たない場合に検査に通らないことをいいます。

例えば以下のようなお車は車検に通りません。

・駐車違反の反則金が未納の場合
・ドライブシャフトブーツの破損
・ステアリングブーツ、タイロットエンドブーツの破損
・マフラーに穴が空き、排気漏れしている
・オイル等が漏れている
・タイヤが擦り減って、スリップサインが出ている
・フロントガラスのひび
・運転席・助手席の窓にフィルムが貼ってある
・車体からタイヤ及びホイールがはみ出ている
・貨物用タイヤを装着していない商用車
・ヘッドレストやシートベルトは車検証に記載されている乗車定員分ある必要があります。
・カーナビをダッシュボードに取り付けている場合、フロントガラスが大きく隠れる取付だと前方認識不良を指摘され、車検が不合格になることがあります。

※上記以外にも整備不良や改造の箇所が見つかると、車検は通りません。
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